TITLE : 〜恋と寄宿舎とガイ・フォークス・デイ〜
◆第2話◆
小さい子供の世話は、えてして手間がかかる。
それこそ、1人で身支度ができないことが多い4年生以下の起床チェックが、すんなり終わることはない。
やれボタンがとれた、髪が結えない、おねしょをしてしまったと大騒ぎされ、朝の間に疲れ果ててしまった監督生は、その日の授業はろくに身に入らないと言われていた。
(――の、はずやってんけどなぁ……)
うち、ミチル=マーマデューク=モナリは、それこそ夢をみているような気分で、しーんと静まり返った廊下を眺めた。
あまりにもあっさりと、終わってしまった。
それも、奇跡のようにあっけなく。
「中級プリーフェクト! 203号室、準備終わりました!」
「204号室、異常ありません!」
「205号室、全員起床しています!」
なんと、今日に限っておねしょもホームシックも仮病も、いっさいなし。
それも、うちが部屋に入ってくるなり、いつもは顔も洗っていないことが多い下級生たちが、全員背筋をピンとのばして起立してうちらを迎えたのである。
(やれやれ、すっかりあの噂は回ってしまっているねんな)
何を隠そう、この夢のような状況を作り出したのは、うちの腰にひっかかっている巾着袋…もとい、その中に入っているガイ=フォークス人形のせいだ。
ハウス長の鬼のベリンダから、この人形を押しつけられたうちは、起床チェックの間になんとかして、下級生の誰かの荷物にこの人形を紛れ込まそうとした。
監督生として、下級生の部屋を見回りする今、うちにとってはその絶好のチャンスのはずだった。一度下級生にアレを回してしまえば、上の学年に回ってくる確立はぐんと低くなるからだ。
けれども、そんなうちを嘲笑うかのように、
「な、なんでしょうか、中級プリーフェクト!」
「わ、わたしたちの部屋は、みな支度は終えています!」
と、みんなさっさと準備を整えてしまって、うちを部屋の中に踏み込ませまいとしている。
(やられた……)
うちは、ガイ・フォークスを下級生に押しつけるのを諦めて、大部屋をあとにした。
いつものように、みんながぐずぐずしていれば、隙を見て人形を置き去りにすることもできただろうが、今皆の視線は、うちの腰の巾着にくぎづけだ。
「まあまあ、今日はみんなすっごくいい子ねえ。びっくりねえミチル。いつもこうだといいのに。ほほほ」
と、わざとらしくけらけらと笑ってみせるのは、うちのルームメイトであり、同じ中級プリーフェクトのヘンリエッタ=モーガンだった。
「おねしょもぐずる子もいないなんて、すごいわあ。毎日ガイ・フォークス・デイだったらいいのに」
「ヘーンリエッター」
恨みがましそうな目で、うちはヘンリエッタをにらみつけた。
「もとはといえば、あんさんがうちが人形もってるって、みんなにばらしたせいやんか!」
「あら、いいじゃない。はじめの方にまわってくれば、あとから回ってくる確率はぐんと少なくなるものなのよ」
ヘンリエッタは、してやったりというふうな顔で笑うと、スキップでベリンダハウス長に報告に行き、
「じゃあねー、ミチル。今日1日は友だちでいるの、やめましょうね」
と、酷いことをのたまうと、うちのそばからそそくさと離れてていった。宣言どおり、今日1日はうちに近寄らないつもりなのだろう。
(ふっ)
うちは、そんなヘンリエッタの背中に、潜み笑いを送ったのだった。
始業の鐘がなるまでに、あと少し時間がある。
「ヘンリエッタめ。そんな顔をしていられるのも、いまのうちやで」
うちは下級生に押しつけることは諦めて、さっさと次のターゲットをヘンリエッタにすることに決めたのだった。
(そう、面倒くさいことは、ルームメイトにおしつけるに限る!)
うちはさっと踵をかえすと、一目散で自分の部屋を目指した。
ヘンリエッタの部屋はうちの部屋でもあるので、出入りしても誰も怪しまない。それは良いのだけれど、うちが持っていると思われないように、確実にヘンリエッタの持ち物であるという場所に隠さなければいけないのが問題だった。
うちはきょろきょろと部屋を見回した後、ヘンリエッタの机に目をつけて忍び寄った。
(よっしゃ、ここなら大丈夫)
彼女の机の引き出しの中ならば確実に、ヘンリエッタが持っていたということになるだろう。
(へっへっへ。ざまーみろやでヘンリエッタ。友だちを無下にした罰や!)
うちはなんだか悪の組織の人間になったような気持ちで、ふっふっふと笑いながらヘンリエッタの机の引き出しを引っ張った。
しかし、
「な、ななんやこれは――!!」
中をのぞき込んだうちは、思わず大声を出して飛びずさった。
はずみでゴンと椅子に足をぶつけてしまって、あまりの痛みにケンケン足になる。
「う、うぐう…。そ、そうやヘンリエッタの趣味って……」
うちはこのときになってようやく、ヘンリエッタがちょっと変わった趣味の持ち主であることを思い出したのである。
なんと、ヘンリエッタの机の中には、なんとも不気味な薬ビンがずらりと並べられていたのだった。それも、まるで、机の下が薬品棚でもあるかのように、ぎっしりとだ。
中には、『触ルナ、キケン!!』と書かれた、薄汚れたラベルが張ってあるものまである(しかも髑髏のマークつきだ)。
うちは思わずくらりとした。なんだか頭の中がぐるぐるするのも、頭を椅子にぶつけたせいだけではない。
(いったい、ヘンリエッタはこんな薬を何に使うつもりなんやろう。白雪姫でも毒殺するつもりやろうか)
去年の夏休み前、ヘンリエッタが友人のシャーロットにクロロホルムや自家製眠り薬をプレゼントしていたことを思い出して、うちは額を押さえた。
とにかく、机の中にガイ=フォークスを押し込むのは、諦めたほうがよさそうだった。ぎっしり薬ビンが詰められているせいで、机の中には人形を押し込むだけの余裕がまったくない。
「ええと、ほかにどこか隠すのによさそうなところはっと……」
気を取り直したうちは、部屋の中で新たな隠し場所を探した。
といっても、寮室の中で人形を隠せるような場所など限られている。
(あとはシーツの中とクローゼット、それに長持ちの中くらいやな)
うちは、チラリとシーツに目を落とした。今朝、寝坊してしまったヘンリエッタはよっぽどあわてていたのだろう。シーツがまだぐしゃぐしゃになったままだ。
「よし、ここや」
ぱらりとシーツをめくりあげたうちは、そこに恐るべきものを発見して凍り付いた。
「ぎゃっ、ぎゃああああっ」
そこにはなんと、筋肉の人体標本が横たわっていたのである!
うちは、あわててその人体標本に、シーツをおっかぶせた。
「な、なんでこないなもんが……。ヘンリエッタはいったいなにと添い寝してんねや!」
こうなっては仕方がない。うちは、なんとなく嫌な予感を感じつつも、
(いっそ、芸がないといわれようとも、ここで……)
と、恐る恐るベッドの下に手を突っ込んだ。
何もなければそれで良し。ベッドの下に押し込んで逃げ去ろうと思っていたのだったが。
「ん? なんや、これは」
指先に、なにか冷たいものがふれる。
なにか、手のひらに収まるくらいの大きさの、ガラス製の入れ物だった。全部で十個くらいあるだろうか。不思議に思ったうちは、そうちのひとつを取り出してみた。
そして、ありえないくらい後悔した。
「ぎょええええっ、ひぃいいいいっ!!!!」
ベッドの下にあったのは平べったいシャーレだった。
見覚えのあるそれには、赤黒いぶよっとした肉の塊が横たわっている。ヒルだ。
全身に鳥肌が立った。
よりにもよって、ケースとはいえあれを触ってしまうとは!
「こ、ここもヘンリエッタの暗黒ラボなんかいな!」
まさかここもか…、と思いつつクローゼットを開けると、そこにはひからびたカエルのミイラがずらりとぶら下がり、
「ひえええええっっ!」
えいやっと勇気を振り絞って開けた衣装ケースの中は、妙な液体につけられた数々の昆虫の×××…
「△*×○※!?」
たとえ、同じ部屋に住んでいたとしても、基本的に相手の持ち物やスペースは治外法権である。
しかし、まさか一見フツーに見えるヘンリエッタの持ち物の中が、よもやこんなことになっていようとは、まったく、まったく思っていなかったのだ。
うちは、顎を手でぬぐうと一言うめいた。
「魔境や! ここはヘンリエッタ魔境や!」
おそるべし、ヘンリエッタ=モーガン!
(完敗や!)
うちはもう、ヘンリエッタにガイ=フォークス人形を押し付けることなど諦めて、部屋に来たときと同じように一目散で逃げ出したのだった。
しぶしぶながら、ガイ・フォークス人形とともに教室へ戻ったうちは、
「おや?」
クラスメイトたちがとくに自分の方を見てこなかったことで、ヘンリエッタが、クラスの皆には、うちが人形を持っているとばらさなかったことを知った。
みな、今日のガイ・フォークス・デイについて噂している声は聞こえてくるものの、今のところうちを警戒しているそぶりはない。
うちは、ホームルームが終わったころを見計らって、こっそりヘンリエッタに耳打ちした。
「なんや、おまえさん。みんなにはばらさんかったんか」
本音を言うと、下級生にばらされたときみたいになっているかと思っていたのに。
するとヘンリエッタは一瞬きょとんとしてみせて、それからにこーっと笑った。
「だって、そのほうが楽しそうじゃない」
あんまりにも毒気のない笑顔でそう言われたうちは、思わず言葉を返せなかった。
(く、くそう……)
一体、なにがそんなにも楽しいというのだろう……。人形持っとるもんにとっては、死活問題やとゆーのに……。
「ほら、ミチル。例のお人形、回さなくていいの?」
呆けていたうちの背中を、ヘンリエッタがとんと叩いた。
言われて、うちはくるりと教室を見渡した。
今は休み時間なので、めいめい席から立ち上がっておしゃべりを楽しんでいる。
(そうや!)
そのとき、うちは人形を他人に押しつける、ある方法を閃いたのだった。
「ふふふふ、そうやな。やっぱりゲームっちゅうもんは楽しまなあかん」
うちはいそいそとヘンリエッタの席から離れて、目的の席へと近づいた。
それは、ほかでもないクラスメイトでオルガ女学院の“女王様”、ヴェロニカ=トッド=チェンバースの席だ。
(日頃の恨み、思い知るがええで、ヴェロニカ!)
うちは人目を盗んで、ガイ=フォークス人形入りの巾着をさっとヴェロニカの椅子の背もたれにくくりつけた。
すぐさま離れて、なんでもないふりを装う。わざとらしく、口笛なんか吹いてしまったりして。
しばらくして、休み時間の終わりを告げるメトロンの鐘が鳴った。
(よっしゃ!)
うちは今日はじめての勝利を確信して、机の下で拳を作った。
あの高慢ちきで偉そうなヴェロニカが、ガイ・フォークス人形を発見したらどうするのだろうか。
ようやくゲームを外から観察できるようになると、うちはがぜんわくわくとし始めた。
「あら。なにかしら、これ」
そう小さく呟くのが聞こえたのは、授業が始まってすぐのことだった。
見れば、ヴェロニカが巾着の紐を解いて中を覗き込もうとしているところだった。
(おっ、ようやく気づいたみたいやな)
「なっ!」
巾着の中身がガイ=フォークス人形だと気づいたらしいヴェロニカは、思わず悲鳴を上げそうになって、慌てて口に手をおしあてた。
「どうかしましたか? ミス・チェンバース」
「い、いえ、なんでもありません」
先生に答える声も、どこか上ずってしまっている。
しかし、そうこうしている間にも、しだいにヴェロニカの顔が赤くなっていき、次第にぷるぷると震え始めた。
(よーし、よーし、困っとる、困っとるで!)
うちはいよいよ笑いが押さえきれなくなって、音を立てないよう机の隅をばしばし叩いた。
先生が再び黒板に向き直ると、ヴェロニカはきっ、っと目を吊り上げてクラス中をにらみつけた。
うちはとっさに、ノートに視線を移した。
(あ、あぶな……、ばれるとこやった)
ヴェロニカをからかうのはとても愉快だが、ばれたりすると厄介なことになる。いやがらせするもかなり命がけなのだ。
うちは、なるべくすまし顔を作って、目線だけを動かしてヴェロニカを観察することにした。
まさか、自分に人形が回ってくるとは思ってもいなかったのだろう。ヴェロニカはとても慌てていた。まったく授業にも身が入っていない様子で、そわそわと落ちつかなげに辺りを見回している。
(さあ、誰に回すんや?)
いったいどうするのか、いつものように取り巻きのだれかに押しつけてしまうのかとうちが思っていると、ヴェロニカは音をたてないようにおもむろに立ち上がって、
「えいやっ!」
なんと、巾着入りのガイ=フォークス人形を、誰かにむかって投げつけたのである。
これには、さすがのうちも意表をつかれた。
(なっ、なんと大胆な!)
教室中の誰もが息を呑む。
そうして、ヴェロニカが人形を投げつけた相手といえば――
「ふにゃっ?!」
授業中にもかかわらず、こっくりこっくりと船を漕いでいた、うちの友人、シャーロット=シンクレアだったのだ。
「な、なに……?」
よだれを垂らしながら居眠りをこいていたシャーロットも、あまりのことに一瞬で飛び起きる。
しかし、ヴェロニカが投げた巾着袋は、シャーロットをたたき起こした後、その後ろの席の子の膝の上にすたっと着地したのだった!
(おおっ!)
「あ……、こ、これ……」
シャーロットの後ろの席にすわっていた子が、中身を確認してすうっと青ざめる。
――その後は、もうさながら枕投げ大会のようだった。
みんな先生がこちらを向いている間は、まったく何事もないように皆振舞っているが、ひとたび背を向ければ、ガイ=フォークス入りの人形が、飛ぶわ舞うわ、ほとんど1秒単位で人から人へと移っていく。
「……ということで、ここの文法はこうなるわけです。みなさん、おわかりになりましたか?」
「イエス。ミセス・マーチン!」
美しく唱和するクラスメイトたち。
しかしひとたび先生が黒板のほうを向けば、ガイ・フォークスが華麗に宙を飛ぶ。
飛ぶ。
飛ぶ。
みんな、自分のところに飛んできたとわかるやいなや、日頃のレディっぷりもかなぐりすてて人形を投げる。
投げる。
投げる。
ぶん投げる。
ガイ・フォークスに後頭部を直撃されて涙目になるもの、友情を犠牲にして友人の背中につっこもうとするもの、中にはルームメイトの持ち物の中に隠そうとして、それに気づいた相手ととっくみあいになるものまでいた。
そうこうしている間にも、授業はすすみ、
「……ということで、ここはこういう綴りになります」
先生が、チョークを持ったまま、くるりとこちらをふりかえる。
「わかりましたか、みなさん」
「イエース!」
クラスメイトたちは、めいめい唱和した。
……レディたるもの、いつでも微笑みを絶やしてはならないのだ。
そうしたことが午前中いっぱいと続いていた、あるときのことだった。
「へ?」
最悪なできごとが、起こってしまった。
まるで疫病神のごとくたらいまわしにされていたガイ=フォークス人形が、なんと本日の授業の終わりを告げる鐘が鳴り響いたと同時に、うちのところに戻ってきてしまったのである。
「な、なんでまた、うちのところに……」
うちは、すっかりくたびれた様子の巾着袋を呆然と眺め、
「あら、結局ミチルなのね」
確信犯のようなヘンリエッタの声に、ずーんと絶望のそこへと叩き落された。
周りを見渡せば、うちが人形を持っていることを確認したクラスメイトたちが、目をぎらっと光らせて、うちのことを見張っている。
(な、なななんでなんや、なんでまた、うちのところに戻ってきてしまったんや)
せっかく開放されたと思ったのに、よりによって授業の終わりにまた戻ってくるなんて。
「今日はホンマ厄日や……」
うちは皆の冷たい視線から逃れるように、がっくりとしながら教室を出て行った。
これでまた、このしかめ面のガイ・フォークス人形をだれかに押しつけるために、孤軍奮闘しなければならないなんて……
と、そのとき。
「ミチル、待って!」
ふと背後から声をかけられて、うちは振り返った。
「シャーロット」
ガイ・フォークスに頭突きをかまされていたシャーロットが、うちを追いかけて走ってきた。
(なんや、なぐさめてくれるつもりやろか。そんなもんより、ガイ=フォークス人形を受け取ってくれたほうがよっぽど…)
と、うちが落胆もあらわに向き直っていたとき、
「ねえ、ミチル。今日の授業中に飛び交っていたその巾着袋って、いったい何なの?」
きょとんとした顔で、シャーロットが言った。
「へ?」
同じく、きょとんとした顔で、うちはシャーロットを眺めやった。
「それって、さっきみんなでぶつけあいしていたものでしょう。どうしたの。ミチルのものなの?」
「え、あんた、まさか何も知らんで回しとったんか?」
シャーロットは、無邪気な顔でにっこりと微笑んだ。
「うん。なんか楽しそうだったから参加しちゃった。ねえ、まるであれって真夜中にやる枕投げ大会みたいね。うふっ」
(アホの子発見!)
その瞬間、うちの頭の中で百ワットの電球が点灯した。
(そうや、シャーロットは転入生やから、ガイ・フォークスのたらいまわしゲームについてはなんもしらんはずや)
うちは絶対に逃がすまいという勢いで、シャーロットの肩をがしっとつかんだ。
「そうかー、シャーロット。おまえさん、そうやったんかあー」
うちは、思わずシャーロットの肩をばんばんと叩いた。これは、カーリーが余計なことを教える前に、彼女にガイ・フォークスちゃんを渡してしまわなければならない。
「ミチル、どしたの?」
「いや、別に何でもないねん。ええか、これはただのお遊びや。でも、もっと詳しいことはカーリーが教えてくれると思うで」
「カーリーが?」
「うん。なんなら貸したるから、カーリーに訊いてみ」
うちは、笑い出したいのをぐっとこらえて、なるべくわざとらしくないように、シャーロットに人形を押しつけた。
それを、案の定(愚かな)シャーロットは心底うれしそうな顔で受け取り、
「ほんとう? ありがとう、ミチル。そうしてみる!」
と、片手を振って自分の部屋へ戻っていく。
(すまんな、シャーロット)
うちは、シャーロットの背中に向かって、何となくしみじみ手を合わせてしまった。
ごめんやっしゃ、シャーロット。
でも、悪いのはうちやないねん。
もちろん、クラスメイトのみんなでもない。
悪いのは、みーんな、このガイ・フォークス・デイや――
(C)Madoka Takadono
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