sesame grinding
ingratiating oneself, apple-polishing, overtly flattering, toadying, sucking up to one's superiors)
A: 加藤さんいよいよ係長に昇進らしいですよ。
B: やっぱりそうですか。 ここ三年間ずっとごますりをやってきたんだから、そろそろ係長になるだろうとは思ってましたけどね。
"Blossoms bring storms."
Life often brings misfortune at the time of great happiness.
A: 結婚して一週間で急に御主人が入院とはおきのどくねえ
B: 幸せいっぱいのところに残念ねえ。 でもまあ「花に嵐」と言うくらいだから、こういうことも運命で仕方がないわね。
Sweets are preferred to flowers.
The practical is preferred over the aesthetic.
A: いやだわ、あきちゃんたらせっかくお花見に来たのに、食べてばかりいて
B: 昭男、 お前はやっぱり花よりだんごのタイプだな。
like washing [a bucketful of] potatoes
(so crowded you can hardly turn around, jam-packed, mobbed with people)
七月下旬の日曜日、夏休みに入ったので、子供連れの家族が 多く、海水浴場は芋⦗の子⦘を洗うような混雑ぶりとなった。
Not saying is the flower
(Some things are better left unsaid; silence is golden.)
A: 彼にはやっぱり秘密にしておこうと思うの。 B: そうね。 「言わぬが花」 ってことわざもあるしね。
Korogaru Ishi ni Koke Musazu
A stone that rolls gathers no moss.
(Perseverance pays off; patience is a virtue.
一度入社したら、少々大変なことがあっても、ずっとその会社に勤めたほうがいい。 「転がる石に苔むさず」と言われるように職場を余り変わるのは好ましいことではない。
The mature rice plant lowers its head.
(Maturity brings humility and respect for others.)
A: 今度いらした田山副社長ね、立派な方らしいわねえ。 申し分ない人柄ってうわさよ。
B: そうなんだ。 それにとっても謙虚で、 いばっているところが全くない人らしいね。
A:「実る程頭の下がる稲穂かな」ってことわざがピッタリの方よ。
"preparing the roots for transplanting"
(informally securing prior approval, checking with everyone who counts before formal presentation, covering all the bases)
A: 今日の会議うまくいくかなあ。
B: 大丈夫だろう。かなり根回しに時間をかけてきたし、今回のプロジェクトは部長も乗り気だから。
Ne mo Ha mo Nai
"without roots or leaves'
(groundless, unsubstantiated)
A: 山田さんの奥さん、 浮気してるらしいよ。
B: そんなこと、うそよ。 全く根も葉もないうわさに決まって るわ。
"cherry blossom"
(a shill, a plant, a confederate)
A: 何がそんなにおかしいのかしら。 あの人さっきからずっと笑ってるわ。
B: さくらじゃないか。おかしくもない漫談にひとりでゲラゲラ笑ってるんだから。
Japanese peppers are hot, though small"
small but powerful, a mighty mite, a person of ability although small in size)
flower on a high peak
unrealizable desire, an unobtainable object, something out of one's reach)
"as clean as a split bamboo"
honest, frank, decisive, a straight-shooter)
two halves of a cucumber
two peas in a pod, Tweedledum and Tweedledee, frick and frack)
"[Seek shelter in] the shade of a big tree."
(Choose secure and solid protection.)
"even if rain falls or spears fall"
(no matter what, under any circumstances)
"Rain firms the ground."
(Adversity builds character; the more challenges successfully met, the stronger one or a relationship becomes.)
"message carried on the wind"
(a rumor, a story without source)
"like grasping a cloud"
(wishful thinking, impossible dream)
"to set things adrift"
(to forgive and forget, to let bygones be bygones)
"bubbles on the water"
(all for nothing, effort in vain)
"as if after scattered water"
(so quiet you could hear a pin drop, dead silence)
"water business"
(entertainment business, a chancy trade)
"water on a red-hot stone"
(a drop in the bucket, completely ineffective)
"Birds fly up from under one's feet."
(an unexpected departure, a surprise, a sudden happening)
A: となりのマンションに住んでいた川上さん、引っ越したの? B: ええ。急にシドニーに転勤でね。全く 「足もとから鳥が立つ」とは。あのことね。ある日急にサッとひき払っちゃつたのよ。
“to stretch one's wings"
(to cut loose, to get rid of inhibition)
日本人は仕事などで忙しいのが好きだけれど、時には仕事や家庭をはなれて、旅行やレジャーを楽しんで、羽根を伸ばすこともある。
"like a borrowed cat”
(as shy and quiet as a kitten)
A: 遊びにきてる高橋さんのところの正夫君、 とってもおとなしいんだって? B: そうらしいわね。 うちでは元気すぎて困ってるらしいけど、よそのうちでは借りてきた猫のようにおとなしいんだって
"even cats and rice ladles”
(everybody and his/her mother [brother])
A: 最近またスカート丈が少し短くなったようね。 B: そうなのよ。 これで又、猫も杓子も短いスカートになるんでしょ。個性がなくていやになるわね、全く。
"a gold coin before a cat"
(pearls before swine)
A: 佐々木さんのところね、息子さんのためにグランドピアノを買ったんだって。でも、息子さんは音楽には全く興味がないみたいよ。猫に小判とはあのことね。
“cat's forehead”
(extremely small in size)
A: 新しい庭つきの家に移ったんですって? B: いやね、 庭と言えるかどうか、ほんの猫のひたいのような裏庭がついてる程度なんだ。
"willing to accept even the helping hand of a cat"
(swamped, shorthanded, "up to one's eyeballs" in work)
A: あの、 ちょっとごめんなさい。 ここの事務所、 今日、引っ越しで、 猫の手も借りたいような忙しさなの。 あとで電話するわ。
"badgers from the same hole”
(co-conspirators, brothers in crime)
A: 村田さんの不正が発覚して、 同じ課の酒井さんも大変らしいよ。 B: いや、酒井さんも同じ穴のむじなじゃないか。 村田さんひとりであんな不正ができるわけないよ。
“sparrow's tears”
(very small amount, a tad)
A: 給料上がったんだって? B: いや、ほんの少し。 A: そんなことないだろう。 B: 上がったことは上がったけどさ、 ほんの雀の涙でねえ。
"Birds leave the water undisturbed."
(Leave on a good note; create a good impression when leaving for good.)
A: いよいよ会社を辞めてニューヨークへ行くんだってね B: ええ。それで今とっても忙しいのよ。いろいろ整理しておかなければならないことがたくさんあって。それに「立つ鳥後を濁さず」だから。
“the cry of the crane”
(voice of authority, unchallengeable order)
A: 今日の会議は随分出席率がいいねえ。 B: 佐々木さん知ってるだろ? 彼女の鶴の一声で忙しいのにみんな集まったんだよ。
“the bones of a horse”
(an unknown person with no references, a person of unknown background)
A: 結婚前の娘がどこの馬の骨だか分からないような男とつきあってはいけませんよ。
"little fish grinding their teeth”
(of no consequence, powerless)
A: 今年度の新入部員は文句ばかり言ってるね。 B: 気にしない、気にしない。 どうせごまめの歯ぎしりなんだ から、 今まで通りにやっていけばいいさ。
“like poking a beehive”
(bedlam, chaotic, frenzied)
二学期のはじめ。 先生が来る前、 子供達は夏休みの話や宿題 のことなど、 ワイワイガヤガヤ。 まるで蜂の巣をつついたような騒がしさだ。
"a spread-eagled octopus"
(Mr./Mrs./Ms. Popularity, a person in great demand, being pulled in all directions)
A: あの新人歌手、 最近ずいぶん人気が出てきたね。 B: そうなんですよ。 もういろいろなところからひっぱりダコ でね。 うちの雑誌のインタビューとるのも大変なくらいな んですよ。
“A frog in the well [doesn't know the sea]"
(a provincial, one who has never seen the world)
人間は誰でも同じ場所に長く住むと、 井の中の蛙になる。だ から時々自分の育った環境、 自分の住み慣れた世界と違う外 の大きな世界にも、自分自身を置いてみることが大切であ る。
"a voice like the cry of a mosquito"
(a faint, almost inaudible voice)
A: そんな蚊のなくような声ではみんなに聞こえませんよ。 もっと大きな声でもう一度言ってминасай
"carp on the cutting board”
(doomed, in the hands of God, at the mercy of fate)
A: 村田さんね、 借金がかさなって倒産寸前なんだって。 あとは銀行の出方次第ということらしいわ。 B: それじゃまるっきりまな板の上の鯉じゃないか。親戚か知り合いのつてでどうにかならないのかね
“the breath of an insect”
(near one's death, almost dead)
A: 田中さんのお兄さん、 全く気の毒にねえ。 交通事故で亡く なったんですってね。 B: ええ、そうなんですって。 大きな事故でね、 病院に着いた 時はもう虫の息だったらしいんですよ。
“The bee [stings] when you're already crying! (When it rains, it pours; bad things come in threes.) A: ゆかりはきのう先生にしかられて泣きながら帰ってくる途 中、 正夫君になぐられたらしいんだ。 全く泣き面に蜂とは このことだな。
“to read the mackerel” (to manipulate the figures to one's advantage, to offer false numbers intentionally, to inflate or deflate figures) A: この会計、 ずいぶん高いと思わない? 飲みもの四十八人 分ってあるけど。 B: かなりさばを読んでるんじゃないか。 会社払いだからわか らないと思っているんだろう。
Tade Kuu Mushi mo Sukizuki またで食う虫も好き好き "Some bugs prefer bitters." (There is no accounting for tastes; some prefer nettles.) A: あいつなぜあんないい奥さんと別れて、 又変な女と再婚したんだろう。 B: だって、 「たで食う虫も好き好き」 って言うでしょう。
Abata mo Ekubo あばたもえくぼ “Pockmarks are [seen as] dimples." (Love is blind.) A: 昭男君ね、 婚約したんだって。 B: へえ、 どこのお嬢さんと? きれいな人? A: きれいと言うわけでもないけど、 かわいい子よ。 それに好 きになればあばたもえくぼだからね。
Agura o Kaku あぐらをかく “to sit crosslegged” (to rest on one's laurels, to coast, to be complacent) A: どうせもう対立する相手はいないだろうと思って、いつま でも社長の座にあぐらをかいていられると思ったら大間違 いだ。
“to look at someone's feet” (to exploit someone's weakness in negotiation, to charge what the traffic will bear)
A: きのうは大変だったよ。 中川と二時まで飲んじゃってさ。 帰りのタクシーね、 足もとを見られちゃって、 タクシー 代、 随分とられたんだ。
Ashi o Arau 足を洗う “to wash one's feet” (to start over [after discarding a bad situation], to go straight) 一度不良仲間に入ったら、 なかなか抜け出せないものだ。 や くざの世界と同じで、 ある集団に仲間入りしてしまうと人間 は簡単には足を洗えないものである。
Atama ga Sagaru 頭が下がる "One's head is bowed." (to take off one's hat to another, to acknowledge the exceptional effort of others) A: 本当にあの人の努力を見ると、 頭が下がる思いがするわ。 B: 誰のこと? A: ほら、いつも図書館で勉強している若い人、 前田さんって 言うんじゃなかった?
合わせる顔がない Awaseru Kao ga Nai "having no face to face someone” (to be ashamed, not knowing how to face someone) A: すみません。 今回のプロジェクトがうまくいかなかったの は全部私の不注意によるものです。 全く合わせる顔があり ません。